平成21年2月11日水曜日

ポルトガル語の表記法の変化(その三)

Olá pessoal! Tudo bem? 皆さんこんにちは!お元気でしょうか。
今日の変更はアクセント記号に関するものです。
1)「二重母音におけるアクセント記号はアクセントが後ろから二つ目の時には消えます」
例:Idéia( 考え) , Geléia(ジャム), Coréia(韓国)がそれぞれ Ideia, Geleia, Coreiaとなります。

2)「ôo」および「êe」という音節のアクセント記号が消えます。
例:abençôo→ abençoo、crêem → creem、dêem → deem、dôo→ doo、enjôo→ enjoo等等です。

消えないアクセント記号としては「Ter」(持つ)動詞の単数と複数を区別する「´」記号と前置詞の「Por」と動詞の「Pôr」です。

今回の投稿について不可解な点が御座いましたら、気軽にご質問を頂けたらと思います。

それでは!! Até a próxima!!!

平成21年1月31日土曜日

ポルトガル語の表記法の変化(その二)

毎度!!お元気でしょうか。今日も冬に負けずにポルトガル語の表記法について投稿しようかと思い、"Trema"(ドイツ語の"Umlaut"に似たアクセント記号)についてお話が出来たらと思います。
ポルトガル語では通常発音される"U"の上にTREMAが付き、"Lingüiça" (ソーセージ), "Cinqüenta" (五十), "Agüentar" (我慢する)といった単語の発音はそれぞれ「リングイーサ」、「スィンクエンタ」と「アグエンター」になります。但し、そのTREMAのない単語の"U"が発音されないため、変更が実施されたあとどの「U」が発音され、またどの「U」が発音されないのかという区別の分からない人が"que"を「クエ」と発音されるのではないでしょうか。
最後になりますが「TREMA」が脱落するのはポルトガル語の単語だけであって、ドイツの「Müller」等といった名前に関しては変更がございません。

ということで次の投稿まで御期待くださいませ!!!

Tchau!!!!

平成21年1月25日日曜日

ポルトガル語の表記法の変化(その一)

Olá!! Tudo bem?
いかがですか。前の投稿ではポルトガル語の表記法が変更されると書きましたが最初の変更がアルファベットから始まります。ご存知だと思いますが今までのポルトガル語のアルファベットで使われていた文字は23文字でしたが表記法の変更によって「k,z,y」が追加され、26文字になりました。しかし、事実をいうと「k、z、y」が辞書から消えていたわけではなく、以下の場合にまだ記載されていました。
1)単位を表すシンボルとして:Km(キロメートル)、Kg(kg)、W(ワット)
2)外来語及びそこから発生した単語を書く時:Show, playboy, playground, windsurf, kaiser, Kafka, kafkiano,等。

この変更によって「Quioto」として書かれていた京都はKYOTOになるのではないでしょうか。

Até a próxima!!!またね!!!

平成21年1月12日月曜日

ポルトガル語の表記法の変化について

お久しぶりですがいかがでしょうか。ご無沙汰をお許しください。しかし、日本での生活が忙しいため、なかなか掲載する時間がありません。
最近になってポルトガル語の表記法への統一の一歩としてブラジルのポルトガル語でいくつかの変化が実施されました。
その変化というのは主に以下のとおりです;

Fim do trema(üという文字の上のアクセント記号の脱落)


Eliminação de acentos em ditongos (二重母音におけるアクセント記号が消えます)

Cai o acento diferencial (同音の単語におけるアクセント記号が脱落)


Mudanças nos hifens (ハイフンにおける変化)


Inclusão de letras (アルファベットにk, y, wの追加)

などといった変化が実施されましたが次回からその変化についてお話したいと思います。

ご期待ください!!
Até a próxima!!

平成20年4月7日月曜日

ブラジルで発行された本のお薦め

京都外国語大学で教えていた時代から「Avenida Brasil」というテキストを使っています。理由としては発音の邪魔になるふりがながないし、ブラジルの文化に関する背景が書いてあるからある意味ブラジルを体験することが可能です。




この本を知っていらっしゃる方のコメントをお待ちしております。
Tchau!!

平成20年3月27日木曜日

ヨーロッパ及びブラジルにおけるポルトガル語の違いについて

京都外国語での講師の時代から生徒からよく聞かれましたが一概に言えないことです。但し、ポルトガル人とブラジル人をよく聞いているといくつかの特徴に気がつくでしょう。
1)音韻レベル:

ヨーロッパのポルトガル語では子音に挟まれる「e」が脱落する傾向があります。例えば「Diferente」という単語は「Difrente」として発音されます。
それに関してはリオ連邦大学での音声学の授業の時に聞いた冗句を思い出しました:
Era uma vez um brasileiro que foi passar férias em Portugal e foi reservar um hotel. Chegando ao hotel foi à recepção e pediu um quarto DE FRENTE para o mar.
Após ouvir o pedido do cliente, o funcionário da recepção disse que todos os quartos ERAM IGUAIS.

この冗句がしょうもないと思う方もいるかもしれないが実は意味があります。なぜならポルトガル人にとって「DE FRENTE」は「DIFERENTE」(違う)という意味を持っているからです。

2)文法レベル:

基本的に同じですが動詞の進行形の時に違いが明らかに現れます。
ポルトガルでは「〜している」という形式は「a+動詞の辞書型」で表現するに対し、ブラジルでは「〜ndo」が用いられます。よって、「ポルトガル語を勉強している」というのはポルトガルでは「Estou A ESTUDAR português」、ブラジルでは「Estou ESTUDANDO português」と言います。

3)単語レベル:

ポルトガルがヨーロッパにあるということで非常にフランス語を影響を受けている印象を受けました。

朝ご飯:Café da manhã(Br), Pequeno almoço (Pt)
画面:Tela (Br), Ecrã (Pt)

そのほかブラジルで通じない沢山の単語があります:
Comboio (電車)、Autocarro (バス)、Gajo (若い男)、Bicha (行列→ブラジルでは同性愛の意味です)等々です。

他に気になるところがあったら教えてください。

Tchau!

パソコンでのポルトガル語入力について

長年にわたってポルトガル語を教えているのですが「どうやってポルトガル語で入力できるか」という質問を聞きます。ウインドウスかMacでのやり方は以下のとおりです:

Windowsの場合:
コントロールパネルを選んで頂いて、その中の言語をクリックします。
「追加」を選んでからポルトガル語を選びます。その後は「ABTN2」というキーボードの設定にしたら非常に入力しやすくなります。

Macの場合:
システムの設定を選んで頂き、言語のところをクリックします。
沢山の言語がでますがポルトガル国旗を表しているポルトガル語のオプションを選んでください。なぜなら、入力しやすいし、Windowsのキーボーボの設定に似ているからです。ブラジルの国旗を使ったポルトガル語入力システムもありますが打ちにくいだけでななく、àの上に出る「`」CRASEというアクセント記号がないため、非常に不便です。

まだご質問があった場合は気軽に聞いてください!!

それでは